コンテンツ拡散手法！1つのブログ記事をSNS投稿、動画投稿へと展開する再利用戦略

コンテンツはあなたの商品

時間をかけて制作した、ブログ、ホームページ、またはその元となるビジネスプランなど企業では様々な「コンテンツ」生み出されます。このコンテンツたちは何らかの役割を持って生み出されています。例えば銀行から融資を受けるためにビジネスプランを作成した、WEB集客をするためにホームページを作成した、見込みのお客様への情報提供としてブログを作成した、対面営業で使用するためにPDFを作成したなどです。

作成された後のコンテンツはどうなるのでしょうか？

利用頻度の高いビジネスプランや営業資料は日常的に更新されて再配布されるでしょう。しかし、WEBに関連したコンテンツ（ブログ記事やホームページ）については、作成後にそのまま放置という例もよく伺います。非常にもったいないです。

企業にとってコンテンツもまた商品です！

適切にお客様に届けられれば、問題解決の一助を担えるのですから、自社の商品と同じ用にお客様に届ける工夫と努力が必要であると考えています。今回は、WEBで作成したコンテンツをどのように見込みのお客様の目に留まるようにするか、その手法についてご紹介します。

コンテンツプロモーション

前述のコンテンツを自社の商品と位置づけて、プロモーションすることを「コンテンツプロモーション」と呼びます。

プロモーション手法はトリプルメディアの考え方で分類することができます。

オウンドメディア

自社ホームページやブログ、SNSアカウント、メールマガジンなど自社で運営するメディアのことです。

これらの自社メディアにそのままコンテンツのリンクを載せてもよいですが、SNS用の要約版や自社ホームページ用の詳細版など複数のバージョンを展開することで、消費者の目に触れやすくなっていきます。

アーンドメディア

口コミや外部メディアからの取材など他者からの評価により生まれるメディアです。

ニュースリリースを出して外部メディアの取材を受けやすくしたり、人気ブロガーやインフルエンサーにコンテンツをいち早く提供して宣伝してもらうなどの方法を取ることができます。自社でのコントロールが難しいですが、口コミは他のメディアに比べて強力なので、ぜひチャレンジしたいですね。

ペイドメディア

WEB広告や雑誌掲載、テレビCMなどの有料メディアのことです。

コストがかかる一方、素早い拡散を期待できます。もしペイドメディアを使用する場合は、初期段階がおすすめです。

コンテンツの再利用

コンテンツは、出稿するメディアに合わせて適切に形を変えるべきです。先程の例のとおり要約版、詳細版、ニュースリリース、広告などに形を変えることでメディアの形式にフィットさせる必要があります。

この他、コンテンツの再利用という考え方もあります。

これは、1つのコンテンツをより多くの方に届けるためにいろいろな形式に変換して発信する手法です。例えば、新商品の紹介記事（文字）を再利用するとします。どのような形式に変えることができるでしょうか？

動画が見やすい人のためにビデオの作成、音声で聞く方のためにポッドキャストの作成、文字より図やグラフの方がわかりやすい方のためにイオンフォグラフィック（グラフ化）、メールマガジン、ランディングページ、プレゼン用のスライド、顧客配布用のPDF資料など様々な姿に変えることができます。

これらの再利用されたコンテンツもまた、コンテンツプロモーションによって宣伝・拡散することができます。

たった１つの記事で満足するのではなく、それを丁寧に別のコンテンツに作り直すことで、自社のプロモーションを展開する事ができます。作りっぱなしにせず、より良い活用方法を考えてみましょう！