
ホームページは必要?持つべきでない人・持つべき人の特徴を徹底解説!
ホームページは必要?
最近、周りの方から「ホームページを持った方がいいでしょうか?」というお問合せをいただきます。
このような質問をいただくということは、ホームページを持つことへの漠然とした期待感がありながら、コストを掛けるほどの成果が得られるのかという不安感があるのだろうなと想像してしまいます。
確かにホームページを外注して制作する場合、それなりに費用も発生しますし、完成後は少なからず業務負担も増えます。増えた分の負担に対して、当初の期待が上回らないとコスパが悪いと感じてしまうことがあるかもしれません。
「ホームページを作らなければよかった」という想いになるのは制作会社として、非常にもったいないと感じますので、今回はホームページを持たない方がいい人3選と持った方がいい人3選をお届けします。
ホームページを持たない方がいい人3選
①創業して間もない方
創業直後は、少しでも認知してもらいたくてホームページ制作を検討するケースがあると思いますが、外注して制作する場合は立ち止まって考え直す必要があります。
というのも創業直後は(私も直面していますが)、商品サービスの開発・改善、提案書類の作成、営業活動、SNS更新などの販売促進や関係者との連絡、契約や経理労務などのバックオフィス業務などを一手に担っている状態が多いと思います。
ホームページを制作すると、ブログ記事の更新、お問い合わせフォームへの返信対応、制作会社へ文言修正や写真差し替えの依頼など少なからず業務が増えますので、あまりオススメはしません。
それでもホームページ制作を検討する場合は、①業務を増やさない、②目的や役割を絞る、③業務が安定したら拡張できるといったホームページを企画している制作会社に話を聞いてみてくださいね!
②商圏が狭い方
商圏が狭い方については、見込みのお客様に直接お会いして名刺交換をしたり、SNSのダイレクトメールを活用するほうが効果的なケースが多いと考えています。
提供する商品サービスによってはホームページが有効になる場合もありますが、異業種交流会への参加、チラシの制作、イベントの開催など、お客様に直接会えるメリットを活かした他の集客手段としっかり比較してみましょう。
③サービス内容が頻繁に変わる方
飲食店などで、提供メニューや営業時間が頻繁に変わったり、不定休で都度稼働状況を伝える必要がある方などもホームページが向かない可能性があります。
サービス内容の変更が文字や写真の変更程度でも、制作会社に依頼すれば追加で料金請求をされるケースがあり、かえって維持に費用がかかってしまうからです。
サービス内容の変更など、急いでお客様にお知らせする情報が多い場合は、SNS発信の方が効率よくお客様に情報を届けられるかもしれません。
それでもホームページを制作する場合は、SNSの延長的な役割を期待して依頼するのではなく、ホームページ独自の役割を持てるか制作会社と話し合うのがオススメです!
ホームページを持ったほうがいい人3選
①SNSでは掲載できない情報がある方
SNSを続けている方であれば、気づいている方も多いと思いますが、SNSでは具体的な商品サービスの説明や購入を促すことが難しいという問題があります。
その原因は、見込みのお客様を含む利用者の主な目的は、情報収集や交流だからです。利用者の多くははっきりとした購入意思があってSNSを見ているわけではないので、込み入ったサービス説明や、購入の促しはノイズになりかねません。
そこでホームページであれば自由なレイアウトで情報を届けることができる自社メディアになるので、商品サービスの説明や料金表、よくある質問などを書くことができます。
「最近、DMで商品サービスの問い合わせが増えてきたな」と感じている方であれば、DMで個別にサービス説明をするより、自社ホームページをご一読いただいたほうが効果的かもしれませんね!
②競合との差別化がわかりにくい方
例えば、士業やコンサルタント、カウンセラーなどの相談業務の方が該当します。見込みのお客様にとってサービス内容は大まかに掴めるものの「その人でなければならない」という決め手がない場合、SNSでの情報発信では情報量が少ない可能性があります。
SNSでの投稿は基本、新しいものが上に来て、古いものは埋もれてしまいます。
常に新しい事例をSNSで投稿できる場合はいいとして、人柄を知ってほしい、想いを知ってほしい、具体的な実績を知ってほしいといった要素が差別化になるのであれば、ホームページを作りながら情報を整理すると、見込みのお客様の理解を得られるようになります。
③遠方または全国に商品サービスを届けたい方
地元だけでなく、大都市や全国に商圏があるサービスについては直接お客様に会えない分、ホームページで情報発信することが有効となります。
ローカルサービスの場合は、所在地を明確にしたり、地域情報を発信したりすることがアクセス増加に有効に働くため、SNSとの相性が良いのですが、全国展開のサービスの場合は、「商品の選び方」「利用者の成功 / 失敗談」などの地域性を問わないニッチな情報コンテンツの方が有効に働くため、ブログとの親和性が上がってきます。
どうせブログを更新していくのであれば、自社でホームページをもってオウンドメディアとして運用するほうが良いということになります。
またGoogleのリスティング広告(検索結果の上位に表示させる広告)の場合、地域が選べるので地元といくつかの大都市といった組み合わせで広告出稿をすることも可能です。
おまけ
最後におまけ的に、こんな方もホームページを是非持ってみてほしいという方を紹介します。
あなたは当てはまりますか?
それはズバリ「自身でホームページを作ってみたい方」です!
既存の外部サービスやWordPressを勉強して、自分でホームページを作ってみようと思われている方は、業種や時期にかかわらず是非ホームページを持ってみてください!
最初に作る基本的なホームページは、お客様に対するプレゼンテーション資料そのものだと思いますので、事業内容の整理や効果的な伝え方を意識するにはもってこいのツールでもあります。
「どんな人に読んでもらいたいか?」「どんな情報を提供すべきか?」「競合との差別化はわかりやすいか?」「デザインは自社の世界観を表現しているか?」など制作を通じて、棚卸しするのもありかと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回はホームページを持たないほうがいい人と持ったほうがいい人について解説しました。
全体をとしてお伝えしたかったのは、ホームページを漠然とした販促ツールとして持つと後悔のもとになるので、「しっかり役割や目的を明確にしましょう」ということになります。
目的さえしっかり持っていれば、後悔は減らせますので、まずは制作会社としっかり話し合ってみてくださいね!
次の記事更新はいつ?
ニュースレターを登録してピーチウェブの最新情報をいち早く手に入れてください!もちろん、登録無料でいつでも解約可能ですのでご安心ください。